【最新】爽快なカナディアンロッキー (2010/8/9:3日目)

3日目のアシニボイン・ロッジからワンダー・パス・ビューポイントまでのトレッキングの様子です。

アシニボイン・ロッジでは、希望者へはスタッフがガイドとなりトレッキングの案内をしてもらえます。
そのトレッキングのコースは、その日の天候や前日行ったコースなどで決まり、その日の朝食の時に発表されます。朝食の時、この日のコースはナブ・ピークと発表されたのですが、実際にはワンダー・パスとなりました。
理由は、午後から天候の悪化が予想されたためだと思います。ナブピーク、見た目はたいしたことないのですが、実際は2700m以上あり、また、そこまでの道も厳しいので予定を変更したのだと思います。実際、賢明な判断だと思いました。

今回、アシニボイン・ロッジで一番驚いたのは、Wi-Fiを使えたことです。
大き目のパラボラが立ってもしかしてと思ったら、Wi-Fiが使えました。この時点では無料でしたが、将来は不明です。電話も通じていたようです。当然、携帯はダメでした。

朝、日の出前にレイク・メゴックとマウント・アシニボインの写真を撮りに行きました。
湖の上に雲が浮かんで、とっても幻想的な景色でした。でも、マウント・アシニボインは半分雲の中に隠れて、朝日は雲に邪魔されて当たらず、モルゲンロードを見ることはできませんでした。

雲で朝日をブロックされたマウント・アシニボインです。
残念ながらマウント・アシニボインは東側半分を雲に隠され、朝日が当たりませんでした。この雲は、流れてきていいる雲でなくて、マウント・アシニボインに強い風が当たり、湧き出ている雲なので、切れることはありませんでした。

でも、山頂は雲の中に薄っすら見えてました。

朝食の後、テーブルが片付けられて、このようにお昼のお弁当を作るための場所が準備がされます。
お昼はサンドイッチで、自分で作ります。パン、ハム、チーズが複数準備されていて、野菜も新鮮なレタス、きゅうり、人参があります。その他におやつとして自家製のクッキーやフルーツケーキ、リンゴ、ドライフルーツとナッツとチップチョコレートが提供されます。また、水筒に詰めて持っていくレモネードも出ています。でも、ちょっと味が濃かったので、水で割って持って行きました。

簡単な説明の後、ワンダー・パスへ出発しました。
ワンダー・パス付近は、最近、よくクマが出るようなのでツアーで行けてラッキーでした。この日のツアーは、健脚組みとゆったり組みに分かれて、私は一番最後、ゆったり組みの一番後ろを歩いて行きました。ゆったり組みのガイドは、オーナの息子のアンドレさんでした。
オーナーのセップさんも引退されたということですが、元気に働いておられました。

スターとしてすぐのところにある道標です。
ワンダー・パスまで2.5Kmです。人通りは少なく、また、1年の内半分以上は雪の下に埋まっていると思われるコースなのですが、とっても歩き易くしっかり整備されています。

こんな可愛いすてきな山小屋もあります。
これは、名前は忘れてしまいましたが、どなたかの記念の山小屋だそうです。有名なナイセット・ハットとは別の山小屋です。

途中、木道があり両側がお花畑でした。

周り一面のお花畑です。
本当にラッキーで一番ステキな季節に訪れることができました。

とっても澄んだ綺麗な川を渡ります。
途中、何箇所か川を渡ります。手すりはありませんが、広めの渡り易い橋が掛けてあります。

ワンダー・パスのトレッキングの様子です。

少しキツイ上り坂です。
スイッチバックしながら高度を稼いで行きます。でも、ワンダー・パスまでは220mくらいの上りです。

途中で先ほど渡った清流の上流にある滝を見ることができます。橋を渡った時にも、この滝は見えました。

ワンダーパスからアシニボイン・ロッジ方面の眺めです。
ここまで、220mくらい上ってきてます。ほぼ真ん中、手前に見えるのが、ナブ・ピークです。

ワンダー・パスに立ててある道標です。
ここら駐車場まで歩くと20Kmくらいあります。

道標の下にある、クマ注意の看板です。
「ここから先は、特に注意」となっています。でも、ここ以前にも普通にクマは住んでいるみたいです。

ワンダーパスからマーブル・レイク方面の眺めです。
ここから、クマがよく出るエリアのようです。ワンダーパス・ビューポイントへ行く途中のトレイル脇の斜面が沢山掘り返されていました。クマがギョウジャニンニクを食べた跡だそうです。ここにはクマが本当にいるんです。

ワンダー・パスからの眺望です。

トレイル脇の岩の上にナキウサギがいました。
岩と同じような色なので、ファインダー越しだととっても見つけ難いです。

ナキウサギのアップです。
流石に近寄れないので、目いっぱいズームです。

山頂近くにある氷河です。
カールがどうやって出来るかが良く判ります。

ワンダー・パス・ビューポイントへ付きました。そこから見た、レイク・グロリアの奥の方にある氷河です。
この氷河は大きくて、頻繁に観光ヘリが訪れていました。ここで、朝に自分で作った作ったサンドイッチを食べました。

レイク・グロリアです。
森、湖、山、氷河がとってもいい感じです。

レイク・グロリアの水の色です。
ここの色は、氷河の溶けた水が直接流れ込むので、白濁した水色です。

マーブル・レイクの水の色です。
ここは、レイク・グロリアで氷河で削られた岩石の粉が沈殿しているので、透き通った青です。

帰りは、雨でした。
帰り道のスタートと共に雨が降り始めました。ガイドツアーだったので、流石に傘を差してのトレッキングはできず、合羽着て歩きました。

10Km歩いて、登り返しを含めて340mくらい上ってます。
クマが出る件を除けば、割とお手軽なコースです。

晩ご飯の時に出たコンソメスープです。
しっかり旨みがあり、美味しかったです。メインディッシュはカレー風味のチキンでした。これも美味しかったです。

晩ご飯の後、スタッフのお嬢さんたちが、後片付けを放り出して、雨の中、表ではしゃいで記念写真を撮ってました。


何かと思ったら、二重の虹が出てました。
肉眼では、もっとくっきり見えてました。

虹の全景です。
27mmでは、ここまでです。もっとワイドがレンズが欲しいです。次は、一眼ではありませんが、24mm狙ってます。

夜中に起きて天気を確認しに外に出たら、晴れていて天の川がくっきり見えました。こんなにはっきりした天の川を見たのは生まれて初めてです。標高が高く、周りが真っ暗で、かつ雨上がりだったので空気が澄んでいたんだと思います。翌日の天気に期待しました。