亀のトレッキング
ユタ南部一周 (2012/8/11:三日目)
三日目はラスベガスから出発して、モアブまで移動してアーチーズ国立公園へ行きました
早朝のラスベガスのニューヨーク・ニューヨークです。
この日は、ラスベガスからモアブまで465マイル(750Km)を一気に走りぬける予定だったので、流石に前日のように9時半まで寝てい訳にはいかず、早朝に出発しました。
早朝だと、ニューフォーコーナ辺りも交通量が少なく、快適に抜けられます。ラスベガス市街のI−15も短時間で通過できました。
ちょっとだけアリゾナを走っている区間のI−15にあるThe Narrowsというワインディングロードです。
バージンリバー沿いを走ってます。
今の時代に作れば、もっと大胆に崖を削ってカーブを緩くしたのでしょうが、かなり昔に作ったのでちょっときつめコーナーとなってます。
I−70にも同じような感じの場所があるのですが、最近できてるのでこちらは大きく崖を削ってコーナーが緩くなってます。
まるで東名の松田−御殿場間の旧道と新道の違いのようです。
ユタの州境にある看板です。
やっと憧れのユタに到着しました。
前回来た時は、ソルトレイク五輪の名残りのようなウインタースポーツのシンボルだったのですが、赤いスリックロックのユタらしいものに変わってました。
ユタに入って直ぐのセントジョージのデニーズで朝ごはんを食べました。
アメリカのデニーズは朝食セットのプレートの種類が豊富で、値段も割りと安いので度々利用します。
でも、グランドサークルの小さな田舎町にはなくて、モアブなどの大き目の町に限られます。
アメリカなので卵はデフォルトで2つ付いてきます。でも、スクランブルを頼んだのにサニーサイドアップが出てきました。
I−70の風景です。
この道、夜走るのは絶対に損です。昼間に走るべきです。
エスカランテから続いている景色なのですばらしいです。
I−70のSpotted Wolf Canyonにあるサービスエリアです。
I−15から分岐してGreen ReverまでのI−70には展望台を兼ねたサービスエリアがたくさん作られています。
各サービスエリアの設備は簡易トイレとパーキングだけですが、見事な景色がもれなく付いてます。
I−70を下りてモアブへ向かうUS−191です。
右側に赤いスリックロックの縞々が見えてくるとモアブに近づいているのが実感でき、興奮してわくわくしてきます。
今回、リグが建ってました。ここも、流行のシェールオイルの開発地域なのでしょうか。
モアブで2泊したモーテルです。
長距離走って疲れたので、先にモーテルへチェックインして一休みしてから、アーチーズへ行くことにしました。
あと、天気がよかったのでデリケートアーチへ行こうと思い、そうなると帰りが遅くなるのでおにぎりを作り持っていくことにしました。
このモーテルは1泊、83ドルと高かったのですがプールもついていて、冷蔵庫も大きめでとてもいいところでした。
最近、アメリカのモーテルはどんどん高くなっているのですが、設備もそれなりに良くなってます。
今回、泊まったモーテルはラスベガスのアメリカンベストバリューを除いて、全部、冷蔵庫、電子レンジが付いていてWiFiが使えました。
アーチーズ国立公園のシーニックドライブです。
この道、走って感激できます。岩が特別にかっこいいです。
あと、セドナではなんともないのですが、こことモニュメントバレーではジーンとしびれるような感じがします。
まるで、パワースポットのようです。
デリケートアーチのビューポイントにある案内板です。
言い切ってしまいますが、デリケートアーチはマジックアワーに行かないと意味がないです。
まだ、時間が早かったので行った事のないビューポイントのへ行ってみました。
デリケートアーチのロアービューポイントからの眺めです。
ここは駐車場から直ぐの場所にあります。
小さくしか見えないと言われていあたので、ぽつんと小さく見えると思っていたのですが、割と大きく見えました。
デリケートアーチのアッパービューポイントからの眺めです。
ここまで来るとアーチに人がいるのが見分けられるくらいに大きく見えます。
距離500m、標高差50mくらいなので、ここまではぜひ上がって見て下さい。
これを見て、もっと近くで見たいと思ったらデリケートアーチトレイルを行くと根元にたどり着けます。
アッパービューポイントのアーチの反対側です。
アーチーズはこのような緑の地層がいたるところにあります。
アーチーズトレイルヘッドの案内版です。
まだ、時間が早かったのでおやつ食べたり、シートを倒してちょっと休んだりしてました。
ここ、午後遅くなると駐車場がいっぱいになってしまうので、早めに行って場所を確保してました。
ほかにも時間待ちしていると思われる車が何台かありました。
ウルフランチです。
待ち時間が長かったので、いつもはさっと流す麓をじっくり見て回りました。
アーチーズのトレイルヘッドには牧場跡の旧跡もあります。
アメリカは開拓者の国なので、こういうものを大切にしてるんでしょうか。
朽ちることなく、来るたびに、きれいで丈夫になっているように感じます。
登るな、入るなと英語で書いてあったのですが、そういうことを試みるのは英語読めない人のような気がします。
ここにはロックアートもあります。
上の開拓者が来る前、実は別の人々が住んでいたんです。
トレイルの最初は丘を2つほど越えて行きます。
ちょっと早かったのですが、汗かかないようにのんびり行くことにしてスタートしました。
有名なきつい一枚岩です。
この一枚岩、どこでも上り下りできるわけではなくて、亀裂や大きな段差があるので、ケルンに従って進む必要があります。
一枚岩を過ぎると岩の間を抜けていきます。
これがしばらく続きます。
最後の一枚岩です。
ここまでくるともう少しです。
デリケートアーチのトレイルエンドです。
トレイルからはアーチが一切見えません。
最後のコーナーを回ると、突然、大きなアーチが現れます。
Google Eathで見たデリケートアーチトレイルの全景です。
これで見ると、とっても長く感じる一枚岩が全体の割合としては小さいことが分ります。
デリケートアーチの反対側の景色です。
反対側の景色もいけてます。
デリケートアーチを見ながら晩御飯のおにぎりを食べました。
同じようなことを考える、多分、フランス人のお姉さんがいて、コーヒーを沸かしてパンにバターとジャムを塗って食べてました。
ここは、帰りがどうしても遅くなるので、ここで晩御飯食べるのは正解だと思います。
次にまたくることがあれば、また、おにぎり持っていきます。
夕日に染まるデリケートアーチ。
これ見るために登ってきました。
実は、西側にかなり雲が出ていて、雲の切れ間から一瞬だけ日が差して、アーチが赤く染まりました。
いいものが見れてラッキーでした。
日の入りまでは、まだ時間があったのですが、もうだめなのは判っていたので、てってと下り始めて暗くなる前に駐車場に着きました。